アメリカの年金、自分で計算してみよう!

フルリタイアメント・エイジ(FRA:ソーシャルセキュリティの老齢年金を満額で受け取れる年齢)にいくらもらえるのか? 自分で計算できるって知ってました?

一番気になるところなのに、SSA.gov のオフィシャルサイト(社会保障省公式サイト)をチェックしても英文でイマイチ分かりにくいですよね。 そもそも、どのページのどこに書いてあるのか(?)探すだけでも大変。

でも、先に私が日本語に訳してみた Windfall Elimination Provision(棚ぼた防止規定) の中に、ソーシャルセキュリティの受給額の計算方法が書いてあるのです。 気がつきましたか?

We separate your average earnings into three amounts and multiply the amounts using three factors to compute your full Primary Insurance Amount (PIA).  For example, for a worker who turns 62 in 2019, the first $926 of aver by 90 percent; earnings between $926 and $5,583 by 32 percent; and the balance by 15 percent.

平均月収※を3つに分け、最初の926ドルまでは90%をカウントする。 926~5,583ドルまでが32%、それ以上は15%として計算する。

シンプルです。 これ図解してみましょう。

グラフィック用のソフトはいろいろあるのでしょうが、使いこなせないのでこの程度ならとエクセルで描いてみました。

ですが・・・

左のグラフだと、メモリが1,000ドル単位で均等に線引きされているので、90%もカウントされる収入の部分(926ドルまで、グラフの緑部分)が過少に評価されそう。

そこで90%、32%、15%でそれぞれ計算される収入の分量を相対的に示すグラフに描きなおしてみました。

 

ぐっと分かりやすいはずです☟

低賃金の勤労者で平均月収が 926ドル以下であれば、90% もカウントされます。 (グラフの緑部分)

また、926 ~ 5,583ドルとは金額の幅が数千ドルもあり幅が広いですが、この収入の幅に入る勤労者が一番多いと思われます。 それでも32%カウントがされます。

逆に高収入の勤労者で平均月収※が $5,583 を超えても(月収1万ドル、2万ドルでも)15%しかソーシャルセキュリティにはカウントされない。

低賃金の人には優しい計算式が適用されています。

実際のソーシャルセキュリティの額は、これら3つの区分で算出された額の合計に、

applicable cost of living adjustments (COLAs) と呼ばれる調整額が加算されます。

最後に、平均収入※についてですが、これは勤労者が過去にソーシャルセキュリティ税(SSA)を支払ったうちの35年間の平均ですからね。 35年以上勤労者だったという方の場合は、年の収入が高い順にトップ35年で計算されます。

平均月収についてはいくつかの記事で詳細を説明してきました。 こちらもチェック!

アメリカの年金、額はいくらから?

ご参考:

「棚ぼた防止規定」を和訳してみた – I

「棚ぼた防止規定」を和訳してみた – II