老後の住まいの決め手は3つあると思っています:
- 身体の安心 = 良い病院や医療介護サービスが充実しているか?
- 心の安心 = 生活をエンジョイできるか、社会とのつながりがあるか?
- お金の安心 = 生活コストはどうか、心配はないか?
これまで要介護か介護を要しないか(?)ばかりを書いてきましたが、老後の住まいを決める時、ご自分や配偶者の健康状態ばかりで選んでしまうと、やはりそれも失敗のモトとなります。
「ただ毎日生きている」のではなく、自分の生きがいが見つかる街を選ぶことは重要です。 リタイアしたからといって完全に社会から離れるのではなく、永住帰国して第二の人生で活躍することが大事です。
人生は2度、3度と輝く!
日本でも活躍しましょう。
既に日本に住まわれているクライアントさんの中には、2020年の東京オリンピックに向け観光客のガイドとして人材派遣会社に登録された方がいます。 既にガイドとしての活動を始めているそうです。 これは英語に自信がある方ですね。
TOEFL や TOEIC のスコアが高い方ですと、英語の専門学校で留学を目指している学生を相手に英語を教えている方もいます。
英語に自信がない方であっても、長いアメリカ生活での経験はきっと日本で何らかの形で社会に貢献できるはずです。 日本で家を購入されたクライアントさんで、アメリカやほかの国からの留学生のホストファミリーになった夫婦もいます。
日本でも活躍できる場所をという観点で老後を過ごす街を見つけるにあたって、既に帰国している日本人の知り合いがいる方は情報交換しても良いでしょう。
日本に知り合いがいないという方には、以下のような団体のウェブサイトがあります。
認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター
また都道府県の各地方自治体でも移住者を支援する部署を設置していますので、移住したい地域をさだめている方はその都道府県の移住支援サイトを検索してみて下さい。
購入しないで賃貸という手もあります。 シニア向けのマンションで間取りに段差がない、エレベーターやスロープでシニアの歩行に配慮しているところばかりの物件情報を都道府県別に探すことができます。