先日、「池上彰のニュース、そうだったのか!?」を見ておりましたら、2017年の総務省統計局の国勢調査の数字が紹介されており、改めて驚き!ました。
さあて、質問です。日本に100歳以上のお年寄りが現在いったい何人いるかご存知ですか?
答えは、6万8千人超え(!)です。万単位・・・
ず~っと昔、双子のおばあちゃんがテレビで「金(きん)は100歳! 銀(ぎん)もひゃくさい!」と言ってたのを思い出しました。金さん銀さんという可愛いおばあちゃんでした。
もう、25年も前のコマーシャルです。当時の印象は「100まで生きるってすごいな~」でした。それが今や、100歳を超える日本人は6万8千人・・・
しかもこの数字、来年2018年には7万人まで上ると推定されています。
対して少子化はさらに深刻化してます。高齢化はさらに進み、全体の日本の人口1億2,752万人に対し65歳以上、つまり年金を受ける人口は3,556万人。日本人の「4人に1人」が65歳以上という数字が出ています。
(総務省統計局平成28年12月20日付)
私は昨年、厚生労働省では年金を受け始める年齢を現在の65歳から68歳まで引き上げる案が検討されている*と書きました。この引き上げ案、持ち出されるのが遅すぎるくらいです。
だって、まわりの65歳以上の日本人を見たら思いませんか?
老齢年金という言葉には不似合いなほど若い方が多いでしょ。私の事務所にお越しになる方にも、老齢年金と口にするのがはばかれるのですよねえ。若々しいのではなく「若い」のです。
来年あたり、年金の受給開始年齢の引き上げが68歳、場合によってはキリが良いところで70歳まで引き上げても良さそうです。元気な人には働いて頂いて、若い世代の負担を少しでも軽くできないでしょうか?
この国勢調査結果を読んでいた日、81歳の女性からお電話がありました。広告では電話相談はしていませんと言い切っているにも関わらず、国勢調査の結果を見てボッとしていたのでうっかり相談に答えてしまいました。
これがイケなかった! 電話を切った直後に、その方の受給条件でたった1つ、気になるところを思い出したのです。相手の電話番号も聞いていなかったので、確認することができません。携帯の履歴をみても「非通知」になっているのです。
犯罪がらみでもなければ、AT&Tに連絡しても非通知にしている御宅の電話番号は教えてはくれません。 さてどうしたものか。
この連載でもよく言っておりますが、日本の年金は「同じ生年月日、まったく同じ職歴・性別、アメリカに来た日も市民権を取った日も同じ」であっても受給できる人とできない人に分かれます。 ひとりひとり受給資格やその理由が違ってきます。
40~50分電話で話をしていていながら重大なことを聞き逃しました。 なんてアホなことを・・・ 反省。
ウオートンビルにお住いとおっしゃっていたMT様、この記事を読まれていたらお電話下さい。
*結局のところ今年2017年(平成29年)国会で可決されませんでした。