昨年暮れに日本に帰省した際、
あ~しまったあ!? とっときゃ良かった~~~ と思ったのが、これ
TSA Pre-check
コロナ禍の自粛規制が約3年も続いたことで、すっかり忘れていたこの、TSA(ティー・エス・エー)プリチェック番号のこと。
22年前の9・11以降、全米各地に点在する国際空港の1か所でも利用したことがあるなら、上のアイキャッチ画像(写真)のようなサインを見たことがあると思います。 あるいは、無人チェックイン・カウンターではなくて、各航空会社の有人カウンターの前にも、こんな旗が掲げてあったりします:
ようは、このTSA Pre-check Number をゲットしていれば、アメリカ出国の際に、セキュリティで靴を脱いだり、囚人みたいに両手を挙げたまま全身にⅩ線を投射されたり※、あるいは液体の容器(100ml 以下であっても)の中身を強制的に捨てさせられることも無いのです。
※ このときあなたの身体に浴びせられる光線、いったい何を視られているの?
海外だけでなく、国内線でも International Airport と名の付く空港を利用する際は、このTSA Pre-check Number (正確には KTN – Known Traveller Number) を取得しておくと便利です。
ほぼ顔パス同然でセキュリティを通過することができます。 最長でも5分かかりません。 つい最近ラスベガスに行きましたが、セキュリティはスッと通過、1分かかりませんでした。
厚手のコートやダウンジャケットなどモコモコした上着でもない限り、脱ぐ必要もありません。
何が嫌かって、通常のセキュリティチェックを抜けようとするときにプラスチックのかごに私物を入れ、靴まで脱がされ、あの汚ったないカーペットの上をソックスやストッキングのままで歩かなければならない!
あれ、やんなんくて良いんですよ~
12月の暮れ、サンフランシスコ国際空港のセキュリティで私の前に並んでいた若い男女2人は、裸足にビーチサンダル。 ばっちい裸足のまま、さらに汚いカーペットをススーっと。 もう修羅場でした。
「私のチケットはファーストクラスだから、問題ないわ」って安心してる、ほれ、そこのあ~た!
TSA Precheck 番号 (Known Traveller Number – KTN)
をもってなければただの乗客。 入口が Priority Entrance であっても行きつくところは同じです。 知ってました?
プラスチックのカゴを、冷たく指さされながら:
靴をぬぎなはれ! って言われるハメになるのです。
そこへもってきて、アナタがおしゃれなスカーフとか高価なアクセサリでも着けていようものなら、職員にベッタベタに触れられた上で汚いカーペットの上を引きずられ、はては前後の乗客に持っていかれることがあるやもしれません。
私はアメリカに戻ると(また忘れる前に)速攻、TSAプリチェック番号を取得しました。 やり方はとっても簡単!
TSA(Transportation Security Administration) Precheck Program
新規で取得する人は、New Enrollment をクリックして番号を取得できる場所を選択します。
自分の住所周辺に少なくとも2マイル以内には何か所かあるはずです。 大抵は、Staples や Office Depo などオフィス家具や文房具の量販店の奥の方にブースが設置されています。 料金はその架設ブースで支払います。 新規だと$78(2023年3月現在)5年間有効です。 年数回空港を利用する方なら安いと思いませんか?
予約はとった方が良いですが、それより早く取得したい人は予約なしで Stop by しても大丈夫です。 よほど混雑していな限り、10分程度で処理はしてくれます。