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【続報】銀行の選び方 – Union Bank は US Bank にかわります

この記事は2022年3月に書かれたもので、現在より1年2カ月前の状況をお知らせしたものです。
US Bank による Union Bank の買収にともなう新情報が知りたい方は:

【速報】あたらしい銀行の選び方 をご覧ください。

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さて昨年(2021年)の記事で、US Bank が Union Bank を買収すると発表したニュースを上げました。

銀行の選び方- 年金を受けるための銀行口座

主に西海岸と東海岸に点在する UNION BANK の看板が実際に US BANK にとってかわるのは、今年の7月初旬と伺っています。 ユニオンバンクのフロントラインのすべての支店従業員の雇用は維持されます。

U.S. Bank 、MUFG Union Bank (ユニオンバンク)を買収

ミネアポリスとニューヨーク – 2021年9月21日 – U.S. Bancorp (NYSE: USB)は、三菱UFJフィナンシャルグループ(NYSE: MUFG)からユニオンバンクの主要リージョナルバンキングフランチャイズを買収する契約を正式に締結したことを本日発表しました。この契約により、カリフォルニア州、ワシントン州、およびオレゴン州の顧客とコミュニティーにサービスを提供するリーダーになることに焦点を合わせて最高位の2つの組織が協力する体制が整います。

契約条件に基づいて、U.S. Bancorpは、55億ドルの現金およびU.S. Bancorp普通株式約4,400万株を含めて、約80億ドルでユニオンバンクを買収します。この契約の締結によって、MUFGはU.S. Bancorpの約2.9%の少数株を保有します。この契約に、ユニオンバンクのグローバルコーポレート&インベストメントバンク、特定のミドルオフィスとバックオフィスの機能、およびその他の資産の買収は含まれていません。

この買収により、U.S. Bank はユニオンバンクの2021年6月30日の貸借対照表に基づいて、約580億ドルのローンおよび900億ドルの預金を獲得し、さらに米国西海岸で100万人以上の忠実な消費者顧客および約19万のスモールビジネス顧客を獲得します。この組み合わせにより、カリフォルニア州におけるU.S. Bankの預金残高順位が10位から5位に上がり、同州における顧客ベースが大きく増加します。 (以下省略)

出典:Union Bank オフィシャルサイト・プレスリリース 2021年9月22日

さて、この年金ブログをご覧のみなさんが気になるのは、

年金の入金手数料(Remittance Fee) はどうなるの?

ですね?

そうです。 年金の入金を指定している口座にについては、18年前に UNION BANK にお願いして約束にとりつけた、

入金手数料無料

なんの手数料のことなのか(?)ご存知ない方のために:
アメリカ国内の銀行は通常、海外からお金が入ってくると手数料をチャージします。
自分の銀行にお金が入るのに、手数料をとるんですよ。

Chase, Wells Fargo, CITI, Bank of America などメジャーなところですと、一回の入金で $15~30 をチャージします。

ですが、UNION BANK だけは、18年前にこの年金のお仕事を始めた当時、日本町の UNION BANK に出向き、旧)三菱東京銀行(現在のMUFG) の担当者と交渉した上で、「年金が日本から送金される場合、その入金手数料は無料」にしていただいたものです。 このお約束を18年間ずっと守っていただきました。

本当にありがとうございました。

US Bank に替わると、この入金手数料は変わるのか? チャージされるのか? と気になり、先月 日本町 UNION BANK の外国送金&入金を担当している Senior Relationship Banker に電話とメールで問い合わせましたところ、以下の返事が来ました。

I will keep you update when this transition comes and I know for sure US bank will notify for the changes soon as well. We will keep you inform because I don’t know any fee schedule yet for the US bank at this time, I’ll keep you posted.

(日本語訳)まだ US Bank の送金・入金の手数料体系がわかっていないので、すぐに回答できません。わかり次第、あなたに連絡します。

As of 2/28/2022

これを解釈するところ、買収後は US Bank の手数料体系にならうと考えてよいでしょう。

現在 US Bank の入金手数料は $25 です。 皆さんが受けている日本の年金は、老齢厚生年金と老齢基礎年金の2本立てに分けて送金されてきます。 ということは、偶数の月に年金が送られてくる(年6回)たびに受ける側が$50チャージされることになります。

10中8、9 そうなるでしょう。

正式には今年の7月以降、8月の年金が入金されたときにそのステートメントを見て初めてわかることになるのですが。

では、UNION BANK 以外の銀行で、入金手数料を無料してくれるところは無いのか? と思い立ち、いろんな銀行に電話で聞いてみました。

また、既存のクライアントさんにも、

入金手数料 (remittance fee) いくらチャージされてますか?

と伺ってみました。 私のお客様の中でも年金の受給開始時からずっと UNION BANK 以外の銀行を指定されている方もいるのです。

やはりメジャー、ローカルとわず、どの銀行でも最低 $15はチャージするとのことです。

ごくまれですが、〇〇 CREDIT UNION と名の付く、銀行ではない金融機関、日本でいうところの信用金庫、信用組合などで入金手数料は取らないところがあります。 ですが、この信用金庫や信用組合などでは、通常の当座預金(チェッキング)であっても、毎月または四半期ごとにメンテナンス・フィー (Maintenance Fee) をいくらかチャージするところが多いので、このメンテナンス・フィーの年間トータルと年6回の年金の入金にかかる費用とを比較して、どちらが得か判断しましょう。

さて、どの銀行でも最低$15はチャージすると先に書きましたが、これを無し(Waive) にしてもらう方法があります。

銀行によって規定は違いますが、たとえば Bank of America の優良客と呼ばれるクライアントさんの例ですと、

チェッキングとセービングの両方の口座でだいたい7万ドル程度の残高を維持しています。

一定の預金額(5~10万ドル以上)をキープしているお客様のことを、Priority (優良客)とよんでいますが、この Priority のお客様には海外からのお金が入ったときの手数料を無料にしてくれる銀行が多いようです。

「すでに Priority だ」というお客様は、いちど最寄りの銀行支店に出向かれて、ご自身の口座の入金手数料が無料(Waive) になっているかどうか?確かめてみて下さい。 無料になっていない場合には、預金の担当者や支店長にお願いして無料にして頂くことを薦めます。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。(有料)SSA(米国社会保障省)に対し、あなたが受けとる日本の年金がWEP減額対象から外れていることを確認・申請します。

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