サイトアイコン アメリカに住んでいるからもらえる日本の年金

世界中どこに住んでいようともらえる日本の年金

朝日放送(ABC)の番組は視ていて元気をもらえるので好きです。中でもここ数年ハマって視聴しているのが、「世界の村で発見!こんなところに日本人」

世界中の小さな村、ジャングルの奥地で「まさか、こんなところに日本人はいないでしょう?」と心配される秘境の地に日本の女優さんを派遣して、現地にすむ日本人を探す旅をするという企画です。

東南アジアや南太平洋で第二次世界大戦中に日本軍が戦った現地に、現在も住んでいる日本人を見つけたり、アフリカの小さな国の高山で自生している農作物を原料に、製品を開発して現地に現金収入をもたらそうと頑張っている日本人がいたり。

あるいは南米のアマゾン川流域の小さな村で、現地の住民の健康状態を向上させようと日本人の医者や看護師が尽力していたり。毎回ビックリすると同時に、テレビを視ているこちらが勇気をもらいます。元気になります。

朝日放送って良い番組をつくるな~と思って調べてみたら、大阪のテレビ局なんですね。どおりで! リベラルでガッツがあるぜ。(大阪はサンフランシスコと姉妹都市なのです)

この局のスタジオの中では、数週間前に秘境で撮った VTR を観ながら、司会の千原ジュニアさんと数人のゲストがコメントします。テーブルには、サンフランシスコ出身の日系2世トランぺッター森山久を父にもつ森山良子さんの席もあります。この森山さんのコメントが楽しいんです。彼女が自ら秘境の旅に出かける月もあります。(御年69歳、元気だ~)

さて、私のこのブログのタイトルは「アメリカに住んでいるから~」なのですが、実はアメリカ以外のどんな国でも日本国外に住んでいれば、そして日本で1か月でも働いたことがあれば日本の年金は受けられます。

そんな大事なことをどうして今まで言わないんだ~って怒られそうですが、そうです!そうなんですよ。

日本は現在(平成29年9月22日)、世界18か国と社会保障協定を結んでいます。その一つがアメリカです。

ドイツ、イギリス、韓国、アメリカ、ベルギー、フランス、カナダ、オーストラリア、オランダ、チェコ、スペイン、アイルランド、ブラジル、スイス、ハンガリー、インド、ルクセンブルグ、イタリア
(以上18か国、協定締結年度順)

協定を結んでいる国の場合、日本の国籍を放棄して現地に帰化した後の期間も日本の年金を受ける資格期間に加えてもらえる合算対象期間(=通称カラ期間)になる、などの特典がいくつかあります。

では日本と社会保障協定を結んでいない国に住んでいては、年金を受けられないのか(?)とういと、そんなことは全くありません。

ただし(!)この18か国以外の国に住んでいる場合、「日本国籍を有する」ことが資格の条件にあります。

 

日本国内に住所を有さず、かつ日本国籍を有していた期間(20歳以上60歳未満の期間に限る)のうち、昭和36年4月1日以後の期間(国民年金法・昭和60年改正法附則8条5項9号)

日本年金機構は、皆さんが住んでいる国の通貨に替えて送金してくれます。ありがたいことに、送金手数料は日本国が負担します。

1つ問題は、日本からの年金送金を受け入れる銀行が住まいの近くに有るか?ということだけです。なければ、日本に一時帰国した際に非居住者として銀行口座を開設して、年金の受け取りは日本国内ということになります。

でも~ どんな秘境に住んでいようと、日用品などの買い物で町へでかけることはありますね? その時に銀行からお金を引き出して買い物すれば良いのです。

2年前、ブラジルから電話で相談が来て、即スカイプで面談。その後アッという間に年金を受け始めた方がいました。たしか2ヶ月で全手続きが済んだと記憶しています。今も元気でブラジルの地で年金を引き出しています。

日本人にとってはわずかな年金でも、ブラジルでは大金です。この方は過去に受けられるはずだった9年分の年金を第1回目の年金送金でまとめて受けとってまして、それまで住んでいた小さな家を売って、現在は豪邸で暮らしています。とても喜んで頂いて今でも2ヶ月ごとに年金を受けています。

スカイプで顔を会わせただけ、直接会ったことは一度もありません。サンパウロへおいで~とよくメールがきます。便利な世の中になりました。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。 これからあなたが受けとる日本の年金が「WEP減額対象の非該当」となる申請を、SSA(米国社会保障省)に対して行います。

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