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2019年第2半期報告【年金積立金管理運用独立行政法人 GPIF】

今年1月7日に、「日本の年金 なぜ信用できないの?」でそもそも、年金に関するニュースにおいてはネガティブなニュースが多すぎる。 実際には、日本の年金の積立金は資金運用がうまく行っており、

過去最高の累積積立金を達成している

と書きました。 え~? そうなの? 大損していると思ってた! という方が(予想通り)多くいました。

実際その年金の積立金は現在どうなっているのか? 結論だけまずグラフで見て下さい。


出典:年金積立金運用独立行政法人 2020年1月

計算の仕方、計算のもととなっている数字の説明については「読んだって意味ない」と思っているでしょうから、結果のグラフだけを上にあげてみました。

2001年から18年間(2019年末)までの積立金の運用履歴ですが、右端の2019年の金額の目盛りだけご覧ください。 現在の総収益は、67.9兆円です。

過去最高の額です

毎年1月初めに発表されますが、案の定というか、2019年は運用がトータルでプラスだったので、大きいニュースとして取り上げられませんでした

では悪いニュース「年金の資金運用でマイナス」とか「大損した!」など報道されるのは、いったいどんなタイミングなのか?

上のグラフで左の目盛りが -10% ~ +10% の間を上下している濃い青の棒グラフを見て下さい。 右目盛りでは、マイナス20兆円(-20,000億円)~プラス20兆円(+20,000億円)の間です。

横の時系列の目盛りは四半期ごと(年に4回)に区切られていますね。 毎年この棒グラフがマイナス(0目盛りより下)になっている四半期は、毎年どこかの四半期(3か月期間)にはあります。 マイナスになっている四半期が無いとしは、2003年と2004年くらいのものです。

いずれの年も運用はプラス・マイナスを経験しながら結果的に累積積立金は増え続けている

のです。

では、悪いほうのニュース「年金の資金運用 過去最悪マイナス20兆円」と新聞で報道されたのは、いつか? 直近ですと、2018年の第2四半期がそれに当たります。

日本の報道のネガティブニュースばかりに踊らされないようにしましょうね。

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