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何歳からもらうか? 日本の老齢年金

「日本女性の平均寿命は 86.8 歳で世界1位、男性は 80.5 歳で世界6位」。日付は今年6月6日、世界保健機関(WHO)の World Health Statistics 2016(世界保健統計)の新聞記事です。

思いおこすに、東日本大震災にみまわれた2011年と翌年の2年間は世界ナンバーワンをのがしたものの、2013年以降はずっと「女性が一番長生きする国」にかえり咲いている、ありがたい国ニッポンです。

買い物をしながらこのニュースをスマホでのぞいていたら、実家の母から電話がかかってきました。

母:「今からゴルフに行ってくっけん」
私:「このタイミングぅ~ 今せんば、いかん話ね!?」

私の声はニジヤ(日系のスーパーマーケット)で響いた(と思う・・・)はずしか~

母は今月で 85 歳になる。うきうきゴルフに出かけるか(?)ホントーに元気だ。この分だと健康寿命100歳もきっとクリアすることだろう。

日本はこれからも元気な高齢者が増え、その方々に支払う年金をまかなう為には若年層が払う保険料を毎年上げなければならない。消費税も上げるだろう。

それでもこのさき日本政府が公的年金を支えることは難しい状態にあります。厚生労働省では様々な策を講じてなんとか国庫を維持しようと努力しています。

最も現実的かつ効果的な政策と言えば、年金を受ける年齢を70歳まで引き上げる案なのですが、今年も可決されませんでしたね。来年の選挙前にはまた国会に提議されると予想しますが。

あ!(ご存知ない方のために)今のところは老齢厚生・基礎年金ともに65歳から受けられることになっています。が、皆が65歳から受けるかと言うとそうではありません。

早めにもらいたい方は60歳まで早めて(繰り上げて)も良いのです。繰り上げた場合には当然ですが、年金の額が少なくなります。1ヶ月繰り上げるごとに 0.5% 減額。

ちょっとピンときませんよね。なので、下の表にしてみました。

◇ 全額繰り上げの場合(昭和16年4月2日以降に生まれた男女)*

請求時の年齢 請求月から65歳になる月の前月までの月数 新減額率
60歳0ヵ月~60歳11ヵ月 60ヵ月~49ヵ月 30.0%~24.5%
61歳0ヵ月~61歳11ヵ月 48ヵ月~37ヵ月 24.0%~18.5%
62歳0ヵ月~62歳11ヵ月 36ヵ月~25ヵ月 18.0%~12.5%
63歳0ヵ月~63歳11ヵ月 24ヵ月~13ヵ月 12.0%~ 6.5%
64歳0ヵ月~64歳11ヵ月 12ヵ月~ 1ヵ月 6.0%~ 0.5%

逆に年金を受ける年齢を先延ばし(繰り下げ)た場合は以下のとおり、金額は増えます。

◇ 全額繰り下げの場合(昭和16年4月2日以降に生まれた男女)*

請求時の年齢 増額率
66歳0ヵ月~66歳11ヵ月 108.4%~116.1%
67歳0ヵ月~67歳11ヵ月 116.8%~124.5%
68歳0ヵ月~68歳11ヵ月 125.2%~132.9%
69歳0ヵ月~69歳11ヵ月 133.6%~141.3%
70歳0ヵ月~ 142%

*昭和16年4月1日以前に生まれた男女の場合、繰り上げ・下げ率は違ってきます。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。 これからあなたが受けとる日本の年金が「WEP減額対象の非該当」となる申請を、SSA(米国社会保障省)に対して行います。

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