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開業19年目の惨事

ソーシャル・セキュリティを減らされることなく日本の年金を受けて頂く!

これをモットーに2003年開業以来19年、現在487名のお客さまがアメリカのソーシャル・セキュリティを1ペニーも減額されずに日本の年金を受けています。

19年のうちには亡くなったクライアント様も多く、コロナ禍の前には何度もお葬式に出席していました。 昨今は訃報を受けますとお花を手配して、というこの頃に、

開業以来の ”ワースト5” にまちがいなく入る惨事にみまわれました。

このクライアントさんは3月に契約いただいていたのですが、すでに米国社会保障省(SSA:Social Security Administuration) に根回しをして、という言い方は違うな、正式な文書を提出して減額回避の手続きを済ませ、やっとこさ「アメリカ国外からなんらかの Pensions or Annuities が支給される可能性がある外国籍またはモト外国籍の者」というフラグを「非該当」にしていただき、つまりは

フラグをはずしてもらった後に

かつ、日本年金機構に提出すべき書類のすべてが完備した後、いざ日本に発送という当日にですよ、、、

日本の年金の請求手続きを保留して下さい

という電話がクライアントからありました。「保留」という都合のいい言葉を使っていますが、事実上キャンセルです。 なぜなら理由が:

アメリカのソーシャル・セキュリティが減額される可能性があるかもしれないから

えええ~~~???

なんでそうなるの?

このクライアント(夫婦)のうち妻の方から先に依頼があったのですが、最初の問い合わせメールから私の脳裏のどこかで警鐘が鳴ってました。

「このクライアントはどこか妖しい、というか危ない」

契約書を交わした後も、「あれ?」と思ったことが2度はあった。 19年間年金の仕事をしていろんな惨事も経験してきた私には、この危ないクライアントを見分ける勘が鋭くなっていたはずでした。

ですが、危機のたびに「お願いします」という言葉に流されて、どうにか書類がすべて完了したところでした。

通常の方が1回のヴィデオ・コンサルティング90~120分で終了するところを、このクライアントさんは4回(4日間に分けて)のコンサルティングで合計9時間受けています。

さらに言うなら、通常のクライアントさんにかけるお時間の約10倍(221時間)を費やしました。 この間、日本時間に合わせて夜中に日本年金機構本部と連絡をとり、かつSSAの本部はメリーランド(東海岸)にあるので現地の始業時間にあわせて起きて電話をかけ、不眠症と頭痛の両方と戦いながら Tylenol を1瓶(200錠)をカラにしてがんばったのに。

この手続きがすべて完了した、その日にキャンセル❕

ここまで懇切丁寧に、「日本の年金を受けてもアメリカのソーシャル・セキュリティは減額されませんよ。WEP (Windfall Elemination Provision)は適用されませんよ」と、滔々と説明したのに(!)です。 図解付きの資料、SSAからの資料までもこのクライアントには特別に公開したのに。

この事実上のキャンセル電話があってから丸2日、ようやく落ち着いたころ思い出したのが、

依頼人はウソをつく、それが嘘でなければ重大な秘密をかかえている、

という、司法修習期間の講義のことでした。

あそこまで丁寧に説明したにも関わらず、まだ「アメリカのソーシャル・セキュリティが減らされるのでは?」と心配するということは、このクライアントは代理人である私にまだ明かしていない重大な秘密があるということです。

おそらく、いや間違いなく、このクライアントには代理人である私に打ち明けていない税法上の事情があるのでしょう。 そうでなければ、今もって「アメリカのソーシャル・セキュリティが減らされるかもしれない」と考えるはずがないのです。

 

 

 

 

私がバカだった、当初の警鐘 嫌な予感 自分の勘を信じるべきだった

このクライアントのキャンセル理由でもう1つ挙げられたのが、

妻が受ける老齢厚生年金の見込み額が、期待してたほどではなかった

というものでした。 妻の方の老齢厚生年金の受け取り額は

年間で28万円です。

年金は偶数の月に年6回支払われますので、1回の年金送金額は

28(万円)÷ 6(回) = 4万6千666円

になります。 これを少ないと思うかはご当人次第でしょうが、とにかくこのクライアントの意向は、

そんなに少ないなら要らない、手続しません

でした。

一般的には多いか?少ないのか? という話なんですが、私まぁこにご相談いただく方々の中には「月に1万円でも良いから」、「将来、病気で入院しても家で寝た切りになっても年金はずっと支給されるから」という堅い意志でお見えになる日本人が少なくありません。

1回の年金4万6千円を「そんな額、要りません」というのは、お金持ちの発想なのか?

いや、やはりこの夫婦は税法上、日本での確定申告なのかアメリカの税法上か両方か、代理人に明かせない事情があるのでしょう。 金持ちかそうでないかはこの際関係ない。

だって、クライアントさんでお一人、絵に描いたようなビリオンネラーがいますが、この方は受給額が月1万強でしたが、まだ未熟だったこの私に対しても真摯に向き合って下さり、日本年金機構にもたいそう感謝されて現在も有難く年金を受給されています。

キャンセルした妻に話はもどしますが、年金の請求手続きが実は4年遅れていますので、第一回目の年金送金日には過去の4年分の年金がまとめて支払われます。 その上で後半の1年は老齢基礎年金の24万円が加わりますので、

28万円 x 4(年)+ 24万円(1年のみ) = 136万円

が第一回目の支給額となります。(4年分の136万円は1回きりですが)

これすらも要らない(!)と断ってきたのですよ。 何度も説明し受給額を棒グラフにしてお手渡ししたので、まさか理解できないはずがありません。

私が替わりに受け取りたいです!

さきほど説明したとおり、キャンセルした妻の方には老齢厚生年金の他に、65歳からは国民年金をベースにした老齢基礎年金も24万円ちょうど支払われます。

28万円 + 24万円 = 52万円(年額)

年間で52万円、生涯にわたって寝たきりでもぐーたらしてても自動的に入ってくるお金。

いや、ここまで説明したのですが、要らないんだそうです。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。(有料)SSA(米国社会保障省)に対し、あなたが受けとる日本の年金がWEP減額対象から外れていることを確認・申請します。

 

 

 

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