始まりは2週間前、久しぶりに行った韓流スパの中だった。
ここのパウダールームは、ロッカーが並んだ壁以外は
全面が鏡張り
になっている。よって後ろ姿を含め、前後・側面の自分の全身が丸見えの状態になる。
私はここにくるたび、できるだけ鏡には目をやらないようにしてきたのだが、この日何を思ったのか(?)全身裸になったところを鏡に向かってみた。
が~~~ん!!なんだ、このだらしのない身体は! お腹まわりは!? ウエストはどこ? もしかしてへそまわりの方がヒップより大きい? それにあの後ろ姿はなに? 小さな肌色(ベージュ?)の熊が立ってますけど、どなたさん?
認めたくない、が(!)確かにあれは私だ・・・ あの後ろ姿も目の前の裸体も、私だあ~
というわけで、その夜ネットで市内のフィットネスクラブを物色してパーソナル・トレーナーを探し、翌日のアポイントをとって Fitness SF へ向かった。
午前11時、コンサルティングで選んでもらった女性トレーナーに会う。 Fitness SF フィルモア
「は~い!私の名前は Kara (カラ)ヨロシク! さっそく身体測定するわよっ」というわけで、2人で個室に向かった。何やらレントゲン写真をとるような機械が備え付けてある部屋へ通されて、身長・体重・ウエストとへそ周りを測る。
「じゃあ、これに乗って。ここの金属の探知機のところを軽く握って」と言われて乗ったのが、さっきレントゲンだと思った機械でした。これは実は、精密な体組成計なのでした。脂肪率や筋肉の重さを測定できるだけでなく、身体の左右・前後の各部分の脂肪率、筋肉量と骨の重さを細かく測定することができる。結果:
身長5フィート2インチ(156 cm)
体重 111ポンド (約49.4 Kg.)
体脂肪率 27.9%
な~んだ私、そんなにデブじゃない、あ~良かった。だって家にある「タニタの体組成計」で測ったって、体脂肪はそのくらいだったもん。大丈夫、だいじょうぶ。 「年齢別体脂肪の目安表」をみてみましょう。
出典:タニタ「年齢別体脂肪の目安表」
ほらね、40~59才女性では体脂肪28%だと「ー標準」レベル。同年代の女性だとフツー。むしろ細いくらいだわあ。
ホッとした顔を見せていたらトレーナーのカラがキッと私をにらむ・・・
「ねえ、ウエストいくつかちゃんと見た? 34.5インチよ」
34.5インチ??? えっと、1インチが約2.5 cm として・・・
ウエスト 86センチ! ゲッ!!
あの、よく運動をしていたピーク、33才の時に最後に測った私のウエストは56センチだった。いい具合にちょお~ど30センチ増えている!? って感心してる場合か!!
上のモデルの写真はまだお若い女性のようで、ぜい肉がピチピチしているが、実際この歳になってからの私のお腹の脂肪は、細胞の1つ1つがたるんでいて、よくいわれる「セルライト状態」。つまり脂肪の塊がたるんでいてとっても醜い。
「写真撮るわよ、そこへ立って!」とカラに言われ、前後・左右側面すべての角度から写真を撮影しました。お腹まわりの写真ももちろん撮ったけど、今のところはあまりにみっともなくて見せられません。かんべんして下さい。
その代わりと言ってはなんですが、3ヶ月後にアフター写真とともにこのビフォー写真も披露します。
(カラ)「あのね、あなたは一見痩せて見えるけど、体型は、そうね~ 私のママとほぼ同じね」
(私)「カラのママっていくつ?」
(カラ)「72歳、ハハッ!」
そうなのか。私はこのトレーナーのお母さん72歳と同じ体型なのか・・・ しっかりデブを自認しよう。
もとより顔が小さくて首が長く、一見痩せているのを良いことに思えばずいぶんとズボラな生活をしてきた。スカートをやめパンツはゴムのウエスト。もしくはヨガ用の伸び縮みするストレッチを愛着。ウエストが太くなるはずよね。
(カラ)「筋肉をつけて脂肪をとりさるのに年齢はま~ったく関係ないの。ヤル気ある!?」
(私)「はい、コーチ!ついていきます!!」
年金の仕事にかこつけてずーッとデスクワークで過ごしてきたツケ。この機会に帳消しにしてみましょう。進捗状況はこの次に。