年金ブログでなんでいま、アメリカの医療保険(Medical Insurance)の話!?とお思いでしょう。
が!この国に住んでいる限り、とくにソーシャル・セキュリティの退職年金(Retirement)を受け始める少~し前の方々にとって、医療保険(Medical Insurance)は重要な問題となります。
ソーシャル・セキュリティを受ける「ちょっと前の年齢」の方々では、医療保険の保険料が生涯のうちで一番高くなる時期ですね。 私の場合、64歳11か月まで医療保険(Medical Insurance)に月額 $1,380(約213,900円)の保険料を支払ってました。その上に歯科医療保険(Dental Insurance)に別途加入していましたので、月の健康保険の保険料だけで軽く22万円を超えてました。
65歳になればフルタイムで働いている人でない限りは Medlicare がめでたくスタートしますが、その直前の人の医療保険料は日本の人が聞いたらギョッとする金額です。
さて、あれほどトランプ大統領が「廃止にする!」と言っていたあのオバマケア、いったい今はどうなってるの?って話なんですが、実はオバマケアは健在です。
つい先日、10月15日から(2027年のカバレッジについての)加入手続きが開始しました。 Open Enrollment (加入手続き可能)期間は11月1日~12月15日です。
トランプ大統領が「絶対に廃止」とスピーチしていた一方で、今年65歳をむかえる人たちで、かつ一定額の収入以下の人にとって、オバマケアは安定した医療保険を低い保険料で確保できる最優先課題でもあります。
個人またはその世帯の総収入によっては、保険料が通常のレートの半額~無料になることもあるので、オバマケアはありがたい制度です。
一定額の収入以下とは? オバマケアの保険対象者となる人とは?
連邦政府が毎年定義している Poverty Line (貧困レベル)の最高400%まで、つまり4倍までの人が対象となります。
その Poverty Line が気になるところですね。連邦政府が発表した 2026年の Federal Poverty Level (FPL) のガイドラインの表をみながら、48 の州(アラスカとハワイを除く)を対象にちょっと計算し直してみました。
下の表内の収入の方は、オバマケアの被保険者対象者です。
2026年 Federal Poverty Level(FPL)年間所得基準
米国本土48州・ワシントンD.C./米ドル(USD)
|
世帯人数 |
100% FPL |
200% FPL |
300% FPL |
400% FPL |
|---|---|---|---|---|
|
1人 |
$15,960 |
$31,920 |
$47,880 |
$63,840 |
|
2人 |
$21,640 |
$43,280 |
$64,920 |
$86,560 |
|
3人 |
$27,320 |
$54,640 |
$81,960 |
$109,280 |
|
4人 |
$33,000 |
$66,000 |
$99,000 |
$132,000 |
|
5人 |
$38,680 |
$77,360 |
$116,040 |
$154,720 |
|
6人 |
$44,360 |
$88,720 |
$133,080 |
$177,440 |
|
7人 |
$50,040 |
$100,080 |
$150,120 |
$200,160 |
|
8人 |
$55,720 |
$111,440 |
$167,160 |
$222,880 |
出典:U.S. Department of Health and Human Services(HHS)2026 Poverty Guidelines
2026年に大きく変わったこと
重要な変更 保険料補助金の縮小
2021年から実施されていた、保険料を大幅に安くする追加補助金(Enhanced Premium Tax Credits)が2025年末で期限切れとなりました。
その結果、2026年から次のような変化が起きています。
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保険料の自己負担が大幅に増加。
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中所得層や比較的所得の高い人は補助金を受けられなくなる場合がある。
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低所得者向けの基本的な補助金制度は残っている。
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保険料が払えず、保険を解約する人も増えている。
KFFの2026年10月の分析によると、個人向け医療保険の加入者数は2025年6月から2026年6月までに18%減少しました。
カリフォルニア州ではどうなっている?
カリフォルニア州では、オバマケアの保険加入窓口として、州独自の制度である Covered California が引き続き運営されています。



