オバマケアはいまどうなってるの? アメリカの健康保険

年金ブログでなんでいま、アメリカの健康保険の話!?とお思いでしょう。

が!この国に住んでいる限り、とくにソーシャル・セキュリティを受け始めるちょっと前の方々にとって、健康保険(メディカル)は重要な問題となります。

私もふくめ、アラ還でソーシャル・セキュリティを受けるちょっと前の年齢層においては、メディカル・インシュアランスの保険料がたぶん生涯のうちで一番高くなる時期だから。 65歳になれば Medlicare がスタートしますが、その直前がキツい!

トランプ大統領が廃止にしようと言っているあのオバマケア、いったい今はどうなってるの?って話なんですが、実はオバマケアは健在です。

つい先日、10月15日から(2019年のカバレッジに対して)エンロールメントが開始しました。 Open Enrollment の期間は今年11月1日~12月15日です。

トランプ大統領が「絶対に廃止」とスピーチしている一方で、我々ソーシャル・セキュリティを受ける直前の、かつ一定額の収入以下の人にとって、オバマケアは安定した健康保険を安く確保できる最優先課題でもあります。

一定額の収入って?

連邦政府が毎年定義している Poverty Line (貧困レベル)の最高400%、つまり4倍までの人が対象となります。 そのPoverty Line が重要なので、連邦政府が発表した 2019年のFederal Poverty Level (FPL) のガイドラインの表をみながら、48 の州(アラスカを除く)を対象にちょっと計算し直してみました。

家族の人数 100% 138% 250% 400%
1 $12,140 $16,753 $30,350 $48,560
2 $16,460 $22,715 $41,150 $65,840
3 $20,780 $28,676 $51,950 $83,120
4 $25,100 $34,638 $62,750 $100,400
5 $29,420 $40,600 $73,550 $117,680

オバマケアの保険対象者となる人とは?

下に同じく連邦政府のオフィシャルサイトで公開している、オバマケアの保険対象者の図を紹介します。

Subsidy 助成金(タックス・クレジット)とは?

上の表の “Subsidy”って「助成金」のことですが、何を助成するかというと、マーケットレートで買う一般の保険の毎月のプレミアム(保険料)の一部を、連邦政府(実際には各州)が出してくれるのが助成金です。

カリフォルニア州に住む私が試しに、Covered California のサイトへ行きまして、上の表のうち「家族員1人、年収400%」で試算してみました。

Kaiser や BlueCross、 HMO、 PPO などメジャーな保険会社の保険料が月$1~提供されています。ということは、私の年齢で一般の保険会社から保険を購入しますとその保険料は2019年には$700(月)を超えるのが通常ですが、その $700 はオバマケアの助成金が出るということになります。

※ 来年の見込み年収が $48,560 以下というのが条件ですよ。

Cost Sharing とは?

もうひとつは医療費に対する助成金(Cost Sharing) です。

こちらは医療費のうち、Deductible や Co-insurance、Annual Maximum Out-of-pocket Costsなどの自己負担額を政府が減らしてくれるシステムです。

助成金を受けるためには、年収が上の貧困レベル 250%以下であることが条件になります。

余談ですけどそのプランの話 - Gold Plan のほうが Silver Planより安いという現象

試算したついでに、オバマケアで保険加入して各保険会社のプランを比較した場合、面白いというか不思議な現象に出会いましたのでここに書いておきます。

たとえば Kaiser Permanente でブロンズ、シルバー、ゴールドの各プランを比較しますと、なんとSilver Planの保険料の方が、それより補償の良い Gold Planの保険料を上回るという事態が発生しています。

なんだかな~ 保険業界もトランプの言動でかなり混乱している様子。

Open Enrollment が10月15日から開始しているのにPRも充分行われない状況、知らなかった人も多いのでは?