外務省の【ORRネット】で在留証明が e-証明書になりました

日本の大使館や総領事館が発行する在留証明など各種証明 e-証明書の形でオンラインで受け取れるってご存じでしたか?

実は私、このことをごく最近知りました。 自身が日本の年金を受けとるようになって早1年、誕生日を3カ月後に控えてやってきましたよ、日本年金機構から「年金受給権現況届の提出にあたって」(通知書)が。

で、この現況届にあの、在留証明を添付して日本へ返送しなければならないのです。 それも毎年・・・

ほんの1年前、「郵送による在留証明の受け取り」ができると知って、それだけでも~感激していたのに、そこからわずか数カ月の間に、在留証明どころか各種証明が 【e-証明書】(電子証明)という形で受け取ることができるのです。

また、日本のパスポート(旅券)についてはオンラインで申請し、パスポートの受け取りだけを大使館・領事館へ出向く、というように外出は1回ですむようになりました。 これもまた年金受給者にはありがたいですし、遠方にお住いの方はなおさらです。

ORRネット・オンラインで申請だけしておいて、受け取る日時を領事館の出張サービスに合わせておくこともできるようになりました。

さて、この外務省の

オンライン在留届システム【ORRネット】

のホームページをのぞいてみましょう。

外務省オンライン在留届電子届出システム-ORRネットスクショ



在留届を出していない方、いつ出したのか覚えていない方

については、まず画面左下の【在留届(変更届、帰国、転出届)を提出する】からスタートしてください。

在留届は提出しており、証明またはパスポートの申請をしたい方

は画面右下の【パスポート・証明のオンライン申請を行う】を選択します。 すると、下の様な画面に替わります。

外務省公式サイト パスポートまたは証明の申請を行う頁スクショ

このページでもなお、「在留届を未だ提出していない方は~」と親切に念を押しています。 在留届をいつ出したのか(?)あまりにも昔のことで覚えていないという方は、ここで改めて在留届から出しておいて損はないようです。 万一以前提出した内容(現住所等の個人情報)と同じ事項を入力してしまって(データが重複して)も、エラーにはなりません。 私自身が再度在留届を提出しましたが、エラーにならずオーバーライトで更新されました。

【パスポート・証明のオンライン申請を行う】の青いボタンをクリックします。

外務所公式サイト 利用者ID(登録したメアド)をもっているか否かの確認頁スクショ

この上の画面では、【利用者ID】を持っているかどうか(?)を聞いてきます。

先ほど、念のため在留届を提出した方は、その際に登録したご自分のメールアドレスが【利用者ID】となります。 この点、言い回しが紛らわしいです。 【利用者ID】というからには半角英数字のIDなのかな? と思ってしまいがちですがそうではなく、単に先ほど登録したメールアドレスを指していました。

したがって、上の画面では左の、【利用者IDをお持ちの方】ボタンをクリックします。

外務省公式ページ 利用者IDとパスワードの入力画面スクショ

 

ここでようやく、先ほど在留届を提出する際に登録した、メールアドレスとパスワードを入力します。

左下の ログイン ボタンをクリックします。

ここまで来たら安心です。 あとは、ご自分が取得したい証明の種類を選択し、現住所等の個人情報を入力するだけです。

途中で、管轄の大使館・総領事館を選ぶ欄がでてきますので、最寄りの公館を選びます。

後日、その大使館・総領事館の証明係・旅券係から、メールにて返答が来ることになります。

 

領事館からの1回目のお知らせメール サンプルのスクショ

お気づきのとおり、1回目のメールの到着時点では、各証明の手数料の支払いが終わっていません。 上の画面の赤い下線をご覧いただけるとおり、再び外務省の【ORRねっと】 で自分のアカウントにログインし、クレジットカードでお支払いを済ませましょう。

24時間ほど待ちますと、ふたたび大使館・総領事館から「おしはらい完了」というメールが届きます。

あとは【ORRねっと】 にて、申請した証明をダウンロードするだけです。 ちなみに私は申請後翌々日に在留証明(e-証明書)を受け取ることができました。