基礎年金番号は持っていますか?

アメリカ在住の方に「きそねんきんばんごう」と聞いて、どういう番号なのか明確に答えられる人は少ないと思います。

ほとんどの方は、「はて? 年金手帳(あるいは証書)に書いてある、あの番号じゃないの?」とか「国民年金番号のことでしょ?」「いや、厚生年金番号なんじゃない?」と不安になるはず・・・

基礎年金番号は比較的最近、と言っても平成9年(1997年)1月から実施されました。

多くの方が漠然と「年金」と呼んでいる給付金の中身は厚生年金であったり、国民年金であったり、共済だったりです。古くは恩給という給付金もありました。

それによって各々の手帳記号番号も10ケタがあると思えば7~12ケタもあって、てんでバラバラでした。

こんな具合ですから、転職などで転職先の事業所が加入している年金制度が変わるたびに、手帳の番号も変わり、1人でいくつもの番号をもっているという例が多々あったわけです。先のブログ:

持ち主が分からないという年金の記録は2200万件ですが、

に書いたとおり、日本の人口1億3千万弱に対して2200万件の持ち主不明な年金記録があるのは、1人に対していくつもの年金番号が付番されていたからです。

これではいかん、どうにかしましょう!ということで、1997年から基礎年金番号が付け始められました。

左の図表を参照下さい。

基礎年金番号は上4ケタ、下6ケタ(計10ケタ)に
統一されました。

ここでアメリカにお住まいの皆さんには、ある疑問が浮かびますね?

平成9年(1997年)より前に既にアメリカに来ちゃってた人の番号はイッタイどうなるの? 何の番号??

お察しの通り、その場合は「基礎年金番号が付けられていない方」に該当します。貴方もですか?

もちろん、新聞やテレビで基礎年金番号制度のことを知って、日本へ一時帰国した際に(当時の)社会保険事務所へ行って、「基礎年金番号がないので付けて下さい」と依頼している方は別ですよ。

ただ、そんなに心配することはありません。これから日本へ行かれる予定があるならば、帰国の際に(もっている方は)年金手帳等をもって年金事務所のお客様相談室へ行かれたら、即日付番してもらえます。

年金事務所へ行かれる際は、ご自分の手帳が下の写真のどれに該当するか、ご確認下さい。

1)茶色の手帳(写真左)は、昭和35年10月~昭和49年10月に国民年金の被保険者資格の取得手続をおこなった方に発行されます。手帳の色はおおむね5年ごとに更新されており、写真のような茶色以外にも、水色、肌色などがあります。

2) オレンジ色の手帳(中央)は、昭和49年11月から平成8年12月までに被保険者資格の取得手続きをおこなった方に発行されます。

3) 青色の手帳(右)は平成9年1月以降に被保険者資格の取得手続きをおこなった方に発行されます。なお、写真は発行者が「日本年金機構」とあるのは現在のものですが、平成9年1月から平成21年12月までに発行されたものは、この部分が「社会保険庁」と書かれています。

この青色の手帳ならば、既に基礎年金番号は付番されていることになります。

また手帳でなく、このブログのアイキャッチ画像(緑の証書)のように厚生年金被保険者証という一枚の紙をお持ちの方もたまにいらっしゃいます。これをご持参下さい。