陸王 – 働きながら年金を受給できます! 

現在TBSで放送中(日曜よる9時)の「陸王」が好調だそうです。そりゃそうです。原作は池井戸潤(いけいど・じゅん)さんだもの。

この日曜9時枠は過去に、池井戸潤原作の「半沢直樹」や「ルーズベルトゲーム」、それから「下町ロケット」で、全ドラマが20~40%台の視聴率をたたき出しています。(半沢直樹の最終回の視聴率は45.5%と NHK 紅白歌合戦を上回りました)

今クールの「陸王」も、第1回から15%を突破しています。日本の日曜日夜9時はすっかり池井戸ワールドになっちゃってます。

ドラマの舞台になっているのは埼玉県行田市。100年続いた足袋屋「こはぜ屋」の4代目主人(演:役所広司)が、時代の変化で足袋の需要が年々減少している中、老舗の経営を立て直す打開策としてランニング・シューズを開発するお話です。

いずれ成功を治めるというストーリーだと分かってはいるものの、毎回ドキドキ・ハラハラする内容になってます。そして毎回泣けます。目がウルウルします。本日で第4回の放送でした。

さて私はというと、第1回と2回の放送で「従業員の平均年齢57歳!」という役所広司さんのセリフが耳に残りました。

足袋屋「こはぜ屋」の作業場では、後期高齢者の女性も元気にミシンを踏んでいます。このお婆さん、足袋型ランニング・シューズ開発のために残業も厭わずにイキイキと働いているのですが、これを視聴していてやはり年金のことをハタと考えちゃうんですよね~

老齢年金を受けはじめたらその後は働けない、働いて収入を得ると年金の額が減らされると思っている人が多いのですが、日本の場合はそうでもありません。

年金だけでは充分ではないという人、あるいはそもそも、今の仕事や会社が好きで辞めたくないという人については限度額以内で働いてもかまわないし、そのために年金の受給額が減らされることはありません。

もちろん、会社役員なみのお給料ならなら話は別ですけど。

私のように不労所得を力説していて、60歳以降は働かないと思っている身でありながら「65歳を過ぎても働けますよ!」なんて話をするのは矛盾しているのですが、なんせ日本人は働くのが好きですね。

会社を退職して何もしなくなったら「社会から必要とされなくなった」と感じてガックリ、身体を壊す人さえいます。それだったら元気なうちは働いた方が良いですね。

特別支給の老齢厚生年金(60~65歳)は男子で昭和36年4月2

日以降生まれ女子で昭和41年4月2日以降に生まれた者については無くなりますので、65歳になっても年金を受給しながら仕事を続ける人は今後ますます増えると思われます。

さてアメリカの場合、66歳で満額*のソーシャル・セキュリティーを受け始めますと、それ以降は働けません。働けないというより、労働によって得る収入がある人はソーシャル・セキュリティを減額されます。

そもそもアメリカには「正社員」という概念がないので、働く形態がフルタイムでもパートタイムでも契約(コントラクター)でも、すべて労働収入として扱われます。自営(セルフ・エンプロイド)も労働収入となります。

アメリカ人が不労所得や権利収入、あるいは個人の積み立て年金に関心が深いのはこのためですね。

*ソーシャル・セキュリティを満額で受け取れる年齢は、生まれた年で違ってきます。1943年~1954年に生まれた男女が満額を受け取る年齢が66歳です。

下に、米国社会保障省のオフィシャルサイトにあった表を和訳してみました。

ソーシャル・セキュリティの満額を受け取る年齢(フル・リタイアメント・エイジ)
生まれ年
~1937年まで 65歳
1938年 65歳と2ヶ月
1939年 65歳と4ヶ月
1940年 65歳と6か月
1941年 65歳と8ヶ月
1942年 65歳と10ヶ月
1943~1954年 66歳
1955年 66歳と2ヶ月
1956年 66歳と4ヶ月
1957年 66歳と6ヶ月
1958年 66歳と8ヶ月
1959年 66歳と10ヶ月
1960年以降 67歳