老後の不安 – 50代の男女80%が感じてると回答

日本での話なんですが、総合マーケティング支援のネオマーケティングが、タイトルのように、「自分の老後に不安を感じているか?」という調査を行ったところ、下のような結果が報告されました。

50代が考えている「老後」

私自身が50代ですので調査結果のうち50代にしぼって、老後に対する不安について調査結果を見ていきます。*調査はインターネット上で実施。日本全国に在住の50代男女各500名、合計1000名が回答しています。

「自分自身の老後について不安を感じているか?」という質問に対し、「どちらかというと不安を感じる 45.4 %」と「とても不安を感じる 40.4 %」を合わせますと、実に 85.8% の男女が自身の老後に対して不安を感じていると回答しています。


ネオマーケティング( 総合マーケティング支援)調べ

老後に必要な資金は「15~20万円未満」が最多

さて次ですが、「老後の資金、月にいくらぐらい必要か」という質問に対しては、「15~20万円未満」が一番多くなっています。もちろん、この額は、持ち家のローン返済が済んでいること前提、あるいは家賃を差し引いての金額です。

2位は「20万円~25万円未満」で、2つを合わせると半数を超えます。

ここで年金の話なのですが、実際に日本国内で支給されている国民年金の平均月額は5万4千円、厚生年金は14万8千円ですから、毎月20万円程度の生活費を想定すると、公的年金だけで老後の資金をまかなうことは難しいと考えられます。

老後資金の柱は「公的年金」と「預貯金」

そこで、「老後の資金をどのような方法で準備していますか」という質問の回答を見てみました。

ことわっておきますが、これってあくまでも日本国内での調査ですからね。

アメリカではそもそもこんな調査できないはずです。平均寿命が日本に比べると短いし、1戸あたりの平均貯蓄額がマイナス(負債の方が高い)というお国柄。「老後の資金について」なんてアンケート調査をすること自体意味がないことです。高齢者のホームレスが増えているカリフォルニア州については尚更と言えます。

さて日本の話に戻りますが、一番多い回答は「公的年金」でした。 以下、2位「預貯金」3位「企業年金・退職金」4位「個人年金保険」の順になります。この3つが、公的年金を受ける前提でさらに上積みするための資金の柱として選択されているようです。

日本のように諸外国に比べ極めて良好な生活水準を保ちながら、なお8割近くの50代の男女が「老後に対する不安を感じる」と回答しているのは、年金や介護を始めとする老後を支える制度への不安が根強いものであることの裏付けでしょう。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。 これからあなたが受けとる日本の年金が「WEP減額対象の非該当」となる申請を、SSA(米国社会保障省)に対して行います。