老後に備えない生き方 – その2

昨日の「老後に備えない生き方 – その1」で、

今できること・やりたいことを先延ばしにしてませんか?

という話をしました。

そこから派生して考えてみたことがあります。

死ぬとき、いったい何を後悔するだろう?

死を宣告されたとき、ごく近いうちに死が訪れると悟ったとき、「~~をしておけば良かった」「~~だと知らなかった」ことを後悔するのだろう?

本や動画をチェックしてみました。

中には1000人(現在は2000人以上)の死にゆく人と対面した医者がまとめた本があったり、

死ぬときに後悔すること25(大滝秀一)

高齢者の介護をしながら数多くの死を看取ってきたケア・ギバーが書いた本があったり、

死ぬ瞬間の5つの後悔(ブロニー・ウェア)

このオーストラリアの介護士が書かれた内容は、死を宣告する側の医師よりも患者さんに寄り添う時間が長く例を挙げて具体的に書かれていますので、読む価値が有ると思います。

このような本はいくつかあります。 本の内容を要約した動画も Youtube に沢山ありますから、死ぬ直前に後悔したくない方はご覧ください。

しかしどの本・動画をみても、トップ3はだいたい同じことです。

  • 大切な人に「ありがとう」と言えなかった。
  • やりたいことをしなかった
  • 自分に正直に生きなかった

さて私はせっかく長いこと年金の仕事をしてきて、今日は「老後に備えない生き方」というタイトルで2つ目の記事を書いてる次第ですから、死ぬ間際に後悔することではなくて、それより少し前、念願(?)の老後を迎えてから、65歳・70歳を過ぎた方々がいま既に後悔していることについて、これまでクライアントから伝えられたことをランキングしたいと思います。

もったいぶらないで、第一位から:

1位 人からどう思われるかばかり気にして、自分はどうしたいのかをないがしろにしてきた。

アメリカにきている日本人には少ないだろうと予想していたのですが、このアメリカにおいても年金を受ける年齢になって後悔していることの第一位は、これです。 いわんや、日本国内の日本人にはもっと多いでしょう。

私の親世代を見わたしても、世間体が大事、世間体がすべての日本人は多いですね。

2位 老後を迎えたら行ってみたい所があったが、現地の治安や自身の体力を考えると今となってはそこへは行けない。コロナ禍で世界がこんな事態になって尚更、もう無理なんだと悟った。

飛行機でてっとりばやく行けるような観光地だったり、大型旅客船でゆっくり世界一周クルーズという旅行ならば高齢者でも可能でしょう。 が、この2番目の後悔で彼らが指している所というのは、シリアの世界遺産、南米にある天空の都市の遺跡マチュピチュやナスカの地上絵など治安が悪く、たとえ若くて体力があったとしても勢いでエイやッ!と気合いを入れないとなかなか行けない所でです。

「もう、いつ死んでも良いから行ってみよう」「現地で殺されたら本望だ」と思う人もいますが、コロナの地元自粛体制のモト、それすらもできなくなりました。

3位 老後には美味しいものをいっぱい食べてやろうと思っていたが、65歳を過ぎたらあたりから食べようと思ってもあまり量が入らない。

これね~ 多いんですよ。ホント。

4位 若いうちにタバコを止めていれば良かった。

具体的ですね。 若いうちはタバコが美味しい(らしい。知らんけど)し、「40代で止めても遅い。ストレスになるだけだ」、などといろんな言い訳をして止めなかった。 65歳をすぎて肺がんを宣告され、医者からせめて40代で止めていればと云われた。 こういう人、ひとりではないです。

5位 心の中では大切に思っていた友人と連絡をとりあっていなかった。

凡人は時間が無限にあるように感じるそうです。 私もその一人かもしれません。 会いたい友人がいて「あの人、今はどうしてるかな?」と時折思うことがあっても、「ま、そのうち電話でも」と思って先延ばしにしていることがあります。 この第5位の件で後悔している人の場合、老後を迎えてさあ、「ひさしぶりに話をしたい友人」に連絡してみたら、その友人は亡くなっていたそうです。

さて、

老後まで待ちますか? いま実行しますか?