【本当は怖い】国民年金の任意加入

アラ還世代のわれわれですが、この期に及んでようやく

年金の額、今からどうにかして増やせないかしら?

と思ったこと、ありませんか?

ソーシャル・セキュリティの退職年金(Retirement Benefits)をどうにかして増やす方法については、別の記事で書きました。

節税しすぎは後で泣くことに!? 50歳~アラ還のソーシャルセキュリティ対策

日本の年金でも国民年金に限っていいますと、保険料は後から支払う(後納)ことができたのですが、残念ながらこれは平成30年9月30日で(5年さかのぼって後納)終了しています。 アウト。

あとは、これから国民年金に任意加入して保険料を支払う方法です。

ただし、アメリカ在住者でこれをやっても大丈夫な方はごくごく限られた少数派です。

生涯とおして専業主婦だった、あるいは学生(無職)で勤労者としてSSA税(ソーシャル・セキュリティ・タックス)を払ったことがない方です。

アメリカ国内でW-2ベースの勤労者、あるいは Self-Employed (自営)としてSSA税を支払っている(いた)人が国民年金の任意加入をしていますと、両国の社会保障制度に2重に加入している(2重加入)ことになってしまいます。

2重加入がなぜいけないかと言えば、アメリカのソーシャル・セキュリティ老齢年金*(Social Security – Retirement Benefits) が減額されてしまうからです。

これは、1980年代のレーガン大統領だった時期に、合衆国「棚ぼた防止規定」にて決められたことで、これ以降、日本を含め海外から何らかの年金を受けていながらソーシャル・セキュリティも受給できる者については、ソーシャル・セキュリティの受給額を少なくしようというものです。

とくに! 国民年金の任意加入の場合は間違いなく100%、ソーシャル・セキュリティ減額対象となります。

棚ぼた防止規定は、既にソーシャル・セキュリティの老齢年金を受けている方にも、これから受けようという方にも、もれなく適用されます**。

つまり、今のところは減額されることもなくソーシャル・セキュリティを受給されている方であっても、ある日突然SSA(社会保障省)から減額の通知書が届くことになります。

棚ぼた防止規定の全文を英語で読まれたい方はこちら(Windfall Elimination Provision)

棚ぼた防止規定の和訳(前編)を読まれたい方は(僭越ながら)こちら

棚ぼた防止規定の和訳(後編)を読まれたい方は(僭越ながら)こちら

それでも、ど~しても国民年金の任意加入をしたいという方はまず、この日本年金機構のフライヤーをご覧ください。

あなたも国民年金を増やしませんか?【日本年金機構】

*ソーシャル・セキュリティの Retirement Benefits は退職年金と訳されることがあります。

**日本とアメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく全額受けたい!とご希望の方は、まぁこまで(右サイド連絡先)メール下さい。