日本に永住帰国 住まいはどうする? その選択3

日本の介護付き住宅の種類につきましては、「日本に永住帰国 住まいはどうする その選択」で説明しておりましたが、実際にお問い合わせを聞いてみて多いのは、介護付き住宅よりもむしろ、

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に人気が集中している

ようです。 そのサ高住の中でも、シニア向け分譲マンションに関心が高いですね。

若いうちはアメリカで一戸建てに住んでいた方でも、高齢者になるとそんなに広いスペースはいらない(使わない部屋がある)、庭の手入れが大変、維持費がかかる、といった理由から分譲マンションが人気です。

またマンションは戸建てにくらべ、(通常は)面積が狭くなり室内の動線が短くなります。 完全バリヤーフリーのところを選べば老後の安全性はぐっと高まります。

また、これは意外と思われるかもしれませんが、日本では戸建てよりマンションの方が値がさがりにくいという利点もあります。 アメリカで、とくにカリフォルニアでは住居の価格が下がる(?) なんて考えられないことですが、日本では東京都内であっても家の値段はさがっているのが事実です。

さて、先日からこんな電話やメールの問い合わせが多くなりました。

その、千葉県にあるシニア向け分譲マンションの名前と場所を教えて下さい!

私が6年前にあるクライアントさんに薦めて、永住帰国後にその方は住んでいる所なのですが、アメリカのCCRC※をモデルにして最初に出来上がったシニア向け分譲マンション(+総合施設)のことです。

50歳から入居できるので、私が入りたいくらいだったのですが、当時はまだ帰国は考えておらず、数人の年金のクライアントさんにパンフレットを差し上げたことがありました。

6年も前になるんですね~

マンション1戸のお値段は2000万円台からあります。 アメリカに持っていた家を売却した方にとっては、お手頃な値段です。

間取りもアメリカのコンドミニアムに近く設計されています。 ステューディオ、1ベッド、2ベッドルームがありキッチン・バス・トイレは個別になって広くなっています。

和室があるユニットもあります。

総合施設と呼ぶにはふさわしく、ドクター・オフィス、美容院、理容院、カルチャーセンター、レストラン、外にはゴルフ場や畑があり、住民は自由に使えるようになっています。

多少もったいつけちゃいましたが、この施設は

スマートコミュニティ稲毛

という所です。 各部屋の間取りについてはサイトの上部にある「ルームタイプ」をクリックしてみて下さい。 敷地内に5棟の建物があり、7種類のループタイプがあります。 (写真の家具はショールーム用のディスプレイ、アメリカで言うところのステージングなので含まれていません)

見学会も随時開催しています。 アメリカからも予約できますので、一時帰国される際に実際ご覧になってみて下さい。

実はここ、4年前に私もこの見学会に行ってきました。 JRの稲毛駅前に送迎の車が来てくれます。

モデルルームの家具は、アメリカ製のものと変わらない感じです。 敷地内は緑であふれており、各棟の高層階からは太平洋が望めます。

ここは食事をする施設が特に充実しており、レストランは和・洋・中華と揃っています。

レストラン内で食事をしても良いし、フードコートのような中央のテーブルにサービスしてもらって他のお友達の住人と一緒に頂く、ということもできます。 各食事を自分の部屋に届けてもらうこともできます。

このマンションに入られたクライアントさんは時おりハガキをくださいますが、独身でも少しもさみしくなく楽しそうです。 最初は畑仕事も面白かったようで写真が送られてきました。 今はというと、畑は飽きてしまってヨガ教室に通っているようです。

※ CCRC = Continuing Care Retirement Community のこと。介護は要らないまだまだアクティブな生活をしたいというシニアが集まって生活する共同体。 日本ではアクティプ・シニア・コミュニティとも呼んでいる。

※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。 これからあなたが受けとる日本の年金が「WEP減額対象の非該当」となる申請を、SSA(米国社会保障省)に対して行います。