そんなの今さら何言ってるの? 厚生年金の方が断然トク、だから日本の若年層は、非正規雇用だろうがパート・アルバイトだろうが、そんなに好きでもない仕事でお勤めをしてるんじゃないですか(?)ってしかられそうですね。
そういう方には今日の記事はおよびでないです。 後半のアメリカのソーシャル・セキュリティのところまでとばしてお読みください。
さて、東京・霞が関に中央省庁が集中し、日本の企業の半分以上が東京都に凝縮していた時代は終わり、現在若い人から中年層まで、リモートで仕事ができるなら地方に帰省する、あるいはどこか田舎に引っ越してのんびり仕事をしたいという人が増えました。 中でも、お勤めを辞めてフリーランスになったり、起業する人もぐっと増えています。
東大法学部3年生の現役に聞くと、「就活はしない」 かってはキラキラ就職だった官僚になるという道も、「ブラック企業より重労働な仕事だから」望まない。「学生の今起業を考えている」という声が返ってきます。
ただ、独立するということは、厚生年金保険を辞めて自分で国民年金の保険料を支払うということですから、この辺は忘れないでね。と老婆心で口を挟むのは止めておきます。 この子達、鼻から国の年金のことなんて期待してないから。
さて、話をもとに戻しますね。 国民年金と厚生年金、どちらが有利なのか。
厚生年金の方が圧倒的にトク
国民年金の加入者は第1号被保険者、自営業やフリーランス、無職(学生を含む)が対象です。 厚生年金の加入者は第2号被保険者企業等で働く会社員や公務員が加入します。
国民年金保険料は、毎年度その額が見直しされます。 所得にかかわらず全員一律で定額です。
これに対し厚生年金保険の保険料は、毎月の給与(標準報酬月額)や賞与(標準賞与額)に共通の保険料率を掛けて算出され、
事業主と被保険者で半額ずつ負担します。
なので、自分が掛ける保険料は少なくてすむということになります。会社員として厚生年金に加入している人は、自動的に国民年金にも加入していることになり、将来は国民年金と厚生年金の両方から年金を受け取ることができます。
実際に受けられる年金の支給額を比較しますと、本当にざっとですが、厚生年金の額は国民年金の3~4倍になります。
今までこのサイトでうるさいほど書いてきたことなので、読まれてきた方にとっては「何を今さら」という話。
フリーランスになったら、将来もらえる年金額を増やすために、付加保険料を払っておくという手があります。 月400円なので、払っておいたらトクです。 これもさんざん言ってきました:
アメリカのソーシャル・セキュリティの場合は?
といいますと、お勤めの方は所得の7.65%がソーシャル・セキュリティ税(SSA Tax) として差し引かれるのに対し、自営・フリーランスの方は、倍の13.50%となります。
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本人の負担額に対してもらえるソーシャル・セキュリティの退職年金の額は倍ですね。
※ これから日本の年金を受け始めようという方で、日本・アメリカの両方の年金を1ペニーも減額されることなく、しかも非課税で受けたい方は、私まぁこまで(連絡先は右サイド)ご相談下さいませ。(有料)SSA(米国社会保障省)に対し、あなたが受けとる日本の年金がWEP減額対象から外れていることを確認・申請します。