アホな人の糖質制限ダイエット – 50代からのダイエット

またまた【発言小町】(yomiuri.co.jp 読売新聞オンライン版)の投稿から。

あまりのおバカなトピックに驚き、スルーしようと思ったところが「海外在住(たぶん在米)」と書いてあったのが目にとまり、ついネタにしてしまいました。

糖質制限ダイエットで痩せない

40代の海外在住主婦です。
現在糖質制限ダイエットを行っていますが、2キロ程度の増減を繰り返しているばかりで
減っては増え増えては減りで一向にその先に進む気配がありません。

食事は基本的にはほぼ同じものを食べていますが、若干変わるところはあります。
今日のメニューを書きますと

朝は無糖のコーヒーとアーモンドを4粒
昼は茹でた鶏むね肉200gにゆで汁のスープをコップ半分
ブリーチーズ(カマンベールのようなものです)60g
夜はキャベツ150gに卵を3つで卵焼きにしたものとレタス50gとトマト1個、白アスパラ2本のサラダ、両方とも調味料はマヨネーズです。

昼のチーズの種類や夜のサラダの中身は変わりますが、トマトは必ず1個とアボカドやホウレンソウ、ブロッコリー、レタスなどで変化をつけています。
チーズはブリーチーズかモッツアレラです。
調味料はオイルと塩、マヨネーズが基本で時々少しお醤油を使います。
どうしてもお腹が空いた時にはゆで卵を1つ。

1日通して飲み物はお茶のみです。

ちなみに運動らしい運動はしておらず、買い物の車をやめ歩く、自宅が4階なのでエレベータを使わず何度も往復する、DVDを見ながらヨガをする、腹筋やスクワットやダンベル体操なども毎日していますが激しくカロリーを消費する事はしていません。(以下省略)

出典:読売新聞オンライン版【発言小町】2019年5月1日

「なかなか痩せない」って、「この人、もともと痩せてる人なのでは?」と一瞬思ったのですが、後書きに、

現在、身長は152cm 体重が63キロです。残念なぐらいの肥満です。

出典:読売新聞オンライン版【発言小町】2019年5月1日

とあります。

なるほど、読んでるこちらも気の毒なくらいの肥満体です。 体脂肪だけを20キロ落としてやっと標準にたどりつけるレベルです。

糖質制限ダイエットのポイント1 色の濃い野菜を多く採る

お気づきでしょうか? 上の投稿者は、緑の濃い野菜をあまり摂取していないのです。 かろうじてホウレンソウとブロッコリーくらい。

美しく痩せるには、緑の濃い野菜は必須!です。

体脂肪を燃焼するのに直接作用するビタミンやミネラルは(現在の栄養学では)見つかっていません。 が、私はある種のビタミンやミネラルは体脂肪を効率よく燃やすのに作用していると信じています。 それは実際に自分の身体で実感できるからです。

緑黄色(赤も)野菜をしっかり採っている時と、「今日は冷蔵庫に色の濃い野菜がないな~」という時では、自身の体脂肪の燃焼速度が違います。 これはハッキリわかります。

ビタミン・ミネラルで整腸して結果、体調が整っていると言えばそれまでなのですが。

かの、オーガスト・ハーゲスハイマー氏の著書「最少の努力で痩せる食事の科学

によりますと、

現在の栄養学においては、実は人体に影響をおよぼす栄養素全体の8%くらいの作用・機能しか分かっていない

そうです。

いずれ近い将来、「体脂肪を効率よく燃焼させるには、ビタミン、ミネラル、それに【酵素】が必要である」、と位置付ける栄養学者が現れるに違いないと私は信じています。

これらがバランスよく含まれているものと言えば、緑や赤の濃ーい野菜です。 赤・オレンジ・緑色のピーマン(日本でパプリカと呼ばれているもの)、パセリ、ケールなどは、糖質を制限して痩せるには、私が身体をはって実証した結果【不可欠】と思いました。

そしてこれが肝心ですが、それら緑黄色野菜は【生】で頂くことです。 火を通しちゃダメ! 温野菜はいけません。 なんでって、せっかく含まれている【酵素】を壊してしまうからです※。

※ 火を通しても酵素がこわれない野菜と言えば、唯一トマトがあります。

糖質制限ダイエットのポイント2 良質の油を採る!

良質の油とは、不飽和脂肪酸ですとエクストラ・バージン・オリーブオイル、飽和脂肪酸で一番良いのはココナッツオイルです。

どちらも最近は日本で簡単にしかも安価で手に入るようになりました。 これを利用しない手はありません。

良質の油は体脂肪を燃焼させます。

油は油で落とす!

キッチンの中性洗剤も原料は油ですね? 油よごれは油で落とすのです。

ところが、先のトピックの投稿者が調味料で使用している油は、

マヨネーズ!?

こらこら、止めなさい。

マヨネーズはトランスファット(トランス脂肪酸)で、もともと人体に必要がない悪性の油です。 マヨネーズのほかにはマーガリン、ショートニング、そして揚げ済みの天ぷら油などがトランス脂肪酸にあたります。

人体に必要がない油は体のどこへ行くか(?)と言いますと、肝臓に溜まります。 肝硬変をひきおこします。 それより前に心臓疾患や循環器系の病気を起こします。

当然、良質の油のように体脂肪を燃焼させたりはしません。

糖質制限ダイエットのポイント3 乳製品にたよらない

牛乳やヨーグルト、チーズなどは動物性たんぱく質を採るのに有効である、と多くの人が信じているようです。 さらに、このような乳製品にはカルシウムも含まれているので、糖質制限ダイエットでタンパク質摂取には適していると信じている人は多いと思います。

現に上のトピックの投稿者も、「ブリーチーズかモッツアレラチーズ」を毎日摂取しています。

ところがですね、私たちのうち多くの人類、とくに日本人は牛乳に含まれるタンパク質を消火する酵素(消化酵素)をもともと持っていない(!!)のです。

ふるくから牛乳を始めとする動物のミルクを食文化として摂取していた民族、たとえばインド系や北欧系の人たちが生まれつき持っている消化酵素が、私たち日本人の多くには無い(!?)のです。

ということは、日本人がいくらブリーチーズやモッツアレラチーズを採ろうと、無駄なことをしていることになります。 一方、悪質な油(脂質)だけはどんどん体内に入れています。

テレビのコマーシャルで、「腸を整えるビフィズス菌」などという言葉に踊らされてはいけません。 こんなコマーシャルを見て率先してヨーグルトを買っている方々は、無駄な(ショッピングや食事にかける)時間、無駄なお金をかけて人生を無駄にしているのです。

糖質制限ダイエットのポイント4 ながら運動をやめる

テレビを視ながらエクササイズ、スマホをチェックしながら腹筋運動。

今すぐ止めましょう。 あなたの筋肉はそこに脳と神経を集中させないと機能しません。 ただのんべんだらりとテレビを視ながら運動しても、その筋肉は正常に機能しないのです。 ということは、筋肉のまわりにへばりついている脂肪は燃焼しません。

動かすところの筋肉に全神経を集中させて「この脂肪を燃焼しろ!」と念じながらエクササイズしましょう。