アメリカに住む日本人にはよくある、年金のウソ・噂・デマ
先週はカリフォルニア州サリナスというところで日本の年金セミナーを開き、多数の参加者がありました。 質問も活発で、質疑応答だけで1時間、計2時間半の長い集まりとなりました。 そもそもどうしてこの田舎町でセミナーを?という話…
先週はカリフォルニア州サリナスというところで日本の年金セミナーを開き、多数の参加者がありました。 質問も活発で、質疑応答だけで1時間、計2時間半の長い集まりとなりました。 そもそもどうしてこの田舎町でセミナーを?という話…
ねんきん定期便って、アメリカ在住の人には耳慣れない言葉かもしれませんね。 これは、旧社会保険庁が2009年4月から実施したもので、公的年金の保険料納付実績や将来受給できる年金額の見込み額など、年金に関わる個人情報を国民年…
支給開始年齢は誕生日で違いますが、満60~65歳の間になります。 特別支給の老齢厚生年金は、年金を受ける資格ができたとき自動的に支給が始まるものではありません。まして、アメリカ在住者にはその資格ができた年齢にちかづいてい…
● 沖縄が本土に返還された昭和47年(1972年)5月15日前後に沖縄に住んでいた人、あるいは沖縄で職歴がある人については、こまやかな注意が必要です。 日本の国民年金は昭和36年4月1日から発足しました。 沖縄の返還は…
海外に住んでさえいれば、たとえ南極であろうと日本の年金は受けられる。 だって年金を受けられる資格期間の1つとして 「日本国籍を有するまま日本国内に住所を有さない期間」があるのですから。 さらにもとは日本国籍保有者であった…
インターネット版の読売新聞に読者(主に女性が)が日々の出来事や悩み、質問を発言できるページがあるのですが、なるほど現代の日本人はこんなこと考えているのかと面白く、覗いてみるのがほとんど日課になっています。 先週その頁の中…
今年67歳になる女性が事務所に見えました。彼女の場合、渡米前に日本では学生時代を含めて5年間だけ国民年金の保険料を支払っていました。 国民年金の受給資格は男女ともに満65歳になった月の翌月に発生するので、この方には過去に…
昨年(平成29年)8月に、それまで最低25年間保険料を納めなくてはならなかった公的年金の受給資格が10年になりました。ご存知ですね? 厚生労働省の推定では、これで新たに約74万人の方が年金を受けられるようになると。 日本…
年金の「時効特例法」をキーワードにネットで検索してみますと、日本年金機構のオフィシャルサイトを筆頭にいろいろなサイトが出てきますが、その説明がまず分かりにくい。ブログだと書いている本人が分かっていないで書いてるな、といっ…
衆議院選挙を直前にどの選挙区のどの候補者も、「年金の支給を開始する年齢を遅らせるべきか?」という話題を避けて演説する訳にはいかない状況に追い込まれている。 って、今さら何を言ってんだか!? 高齢化、終身雇用制の崩壊、定年…
昨日、年金を受ける資格期間は過去25年だったものが、今年8月1日からは10年でよいことになりましたと書きました。 ● 必要な資格期間が25年から10年に短縮されました これまでは、老齢年金を受け取るためには、保険料納付済…
25年が10年になったって知ってた? これだけでピンとくる人は良いのですが、何のことなのか分かりますか? 年金を受ける資格期間はこれまでず~っと長いこと通常は25年(300カ月)と決められていたのですが、これが10年で良…
15年も日本の年金の仕事をしていますと、こういう話を聞かされることがあります。 「私はアメリカ市民権を一応取ったけれど、日本の国籍は放棄していないから戸籍はバツ(✖)になってないわよ。二重国籍なの・・・」 …
今日からちょうど1か月前の8月23日に、私は2005年に発効された日米間の社会保障協定について説明しました。 日米間社会保障協定(2005年10月1日発効) この協定が発行される前まで、早くにアメリカの市民権を取得して日…